相生橋
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上流の太田川が、本川と元安川に分流して新しいデルタ(現平和公園のある中島地区)をつくる起点にあたるT字型のこの橋は原子爆弾投下の目標になったともいわれています。東にドーム、西に本川小学校をのぞむことができ、爆心地の面影を今に残しているところです。 戦後間もなく開通した路面電車が、 川面に姿を映しながら橋の上を通っていった光景は、70年間草木も生えな いといわれていた廃虚の街の市民に とって、希望のしるしとも見えたそ うです。 相生橋は、他の遺跡とともに市民に守られ、ドームと同じ貴重な原爆遺跡として親しまれてきましたが、現在ではすっかり近代的な橋に架け替えられ、電車、バス、平和公園を訪れる人の交通の要所となっています。 |