被爆アオギ

 爆心地より北1.5qの広島逓信局(今の郵政局)中庭で
被爆したものです。

  この木が今爆心より反対の側が焼けえぐられたようになっているのは,1973年に,ここに植えかえられたためです。
  (被爆当時の写真)
 
  被爆した木の幹がえぐられたように見えるのは,焼けた木が必死になって生きようとして,もりあがってきたからです。

  逓信局で被爆し、この木のかげに寝かされたという沼田鈴子さんは,木も生きようとしている,わたしだってと生きる力をもらったと言われ,今も傷ついた体でつえをつきながら,このアオギリのそばで被爆の体験を語り,平和の尊さをうったえておられます。

 中島小学校にある被爆アオギリ2世は,この木の実から育てた木です。 

 今,2本になっているのは,弱った木を植物公園で治りょうをしているからです。

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